農業体験農園とは?


農業体験農園は市民農園とは違います。

 農園体験農園は、農地を区画借りして自由に栽培する市民農園とは違います。

 農業体験農園では、利用者(入園者)は農園主が用意した肥料・種苗・農機具を用い、農園主が決めた作付計画に基づいて、農園主の指導のもとで作付けから収穫まで継続した一連の農作業を体験できます。

 市民農園の場合、土地だけを借り、農具や種苗は自分で用意します。自由気ままに作付できる利点がある半面、実技指導がないため、当初の意気込みと裏腹に、世話の仕方が分からず途中で止めて荒地のまま放棄されているのがよく見られます。農業体験農園ではすべての区画で野菜が同じように並び、農業のプロの丁寧な指導を受けてどの区画でもりっぱな野菜が育っているので、農園全体の景観はとてもきれいです。

農業体験農園は野菜づくりを学ぶカルチャースクールです。

 農業体験農園は農業のプロから野菜の育て方や収穫の仕方を学ぶ菜園カルチャースクールです。年間に20

回程度の講習会に参加し、入園者に割り振られた農業体験区画(1年間)において実際に野菜などを育て、野菜づくりのこつを学ぶことができます。入園者はまったくの初心者であっても、プロの農家が作るものに勝るとも劣らない野菜を収穫できます。もちろん講習会のときだけでなく、いつでも自分の農業体験区画に出向いて、除草や水やり、追肥、収穫などをしたり、野菜が育つ様子を楽しんだりしてもいいのです。分からないことがあれば、いつでもなんでも質問できます。そして、収穫した作物はすべて入園者の自宅に持ち帰ることができます。


農業体験農園は新しい農業経営です。

 農業体験農園は、耕作の主体はあくまでも農園主です。入園者に農地を使って農業体験をしてもらい、講習料(収穫物代金を含む)をいただくというものです。これまでになかった新しい農業経営の一つです。農園主が自ら行う農業経営に参加して農業体験するので、入園者は自分の好きな作物を自由に作ることはできません。

 農業体験農園は、農地を貸し借りしていないので、相続税等納税猶予制度が受けられます。

農業体験農園の1年


農業体験農業の利点


入園者にとっての利点

 ●「農のある暮らし」として充実した余暇活動ができる。
 ●説明会や講習会などで農作業や農業技術並びに地域文化などに触れられる。
 ●同じ作業を行うので、入園者同士に共通する話題が増え、交流が活発になる。
 ●はじめての人でも高品質の農産物が作れる。
 ●農家や他の入園者との交流ができる。
 ●新鮮で安全・安心な農産物を取得できる。
 ●農作物本来の味・旬の味が楽しめる。
 ●農機具を揃えなくても良く、手ぶらで入園できる。

農園主にとっての利点

 ●安定した農業収入が得られる。
 ●農作業の平準化・省力化が期待できる。
 ●農業経営全体で労働力の調整ができる。
 ●直売所向け農産物と組み合わせるなど多角経営できる。
 ●農園に対する入園者の評価が直接伝わるため、やりがいがある。
 ●相続税納税猶予制度が受けられる(個別に税務署の判断が必要)。
 ●地域住民の農業理解が醸成できる。

地域にとっての利点

 ●農業振興・農業後継者確保など地域農業の取組発展が期待される。
 ●多面的機能を有する農地の保全がはかられる。
 ●農地の管理が行き届き、景観が保たれる。
 ●市民同士が交流する場が増える。
 ●市民農園を補完する機能がある。
 ●地域住民の農業理解が期待できる。