トマトの育て方


特徴


 南アメリカのアンデス高原の原産で、もともと熱帯乾燥地帯の野菜です。高温多湿の日本の風土では病気が発生しやすく、雨に当たると水分を吸収して実が割れやすい。露地栽培に適した品種を選ぶことが重要。

 ナス科。連作障害を出さないように3年あけて植える

育苗・苗選び


 苗づくりには高温(20~30℃)と長い日数(80日)を必要とする。電熱温床を用いた浅箱にまく。夜間は15℃以下に下がらないよう、保温管理を入念にする。本葉が開き始めたころ(種まき後15~17日)にポリポットに移植する。

 鉢まきの場合、1鉢(ポリポット)の3~4粒の種をまく。発芽までポリポットの上を新聞紙で覆う。発芽揃いしたら間引いて1本立てにする。

 トマトは光を好むので、株間が込み合って葉が重なりあうようにると、すぐにひょろっと徒長した苗になってします。株間広げを遅れないようにする。

 市販の苗を選ぶときは、葉に厚みがあって節間が詰まり、大きくしっかりしていて、その株で本葉8~9枚めに最初に咲く1番花のつぼみが開き始めたくらいが、よい苗です。

土づくり


苦土石灰 150g

 

元肥(作条施肥)

 有機堆肥 2~3kg

 化成肥料 150g

 溶リン  20g

  深さ30cm・幅20cmの溝を畝の中央に掘り、元肥を入れ、土と混ぜ合わせ、さらに、残りの化成肥料75gを土を積み重ねて、畝を平らにする。

畝づくり


畝幅 75cm、高さ10cm

株間 50cm

条間 0cm(1条植え)

株数

 中・大玉トマト3株、ミニトマト1株で、必要とする畝長は200cm

マルチ

 植付けの1週間前までにマルチングし、早めに保温、保湿をしておく。直径10cmの植え穴をあける。


栽培管理


植付け

 花を通路(手前)側に向けて植えれば、以後にできる実が常に手前に実って収穫しやすくなる。また、苗を地面に対して斜めに傾けた状態で植付け、茎を仮支柱に軽くしばると、一番下の茎の節からも根が出て、しっかりと根づき丈夫な株になる。

支柱立て・誘引

 寒さや風が和らいだ頃(植付け後2~3週間)に、寒れいしゃをはずす。2.4mの支柱を合掌形に交差させて、横棒を渡し、ゴムバンドで固定する。

 枝の成長に合わせ、ところどころ、ひもを8の字にまわし、支柱に結んで、枝を誘引する。

追肥

1段目の実がピンポン玉大になったら1㎡あたり50gの化成肥料を追肥する。以後、2週間ごとに同量を追肥する。都合3回程度。

 


仕立て・わき芽とり

 成長すると、次々とわき芽が出てくる。わき芽を放っておくと、ぼうぼうになって始末に負えなくなる。栄養を奪う余分な芽を取ることで、実が大きくなるうえ、風通しがよくなって病気の予防にもなる。

 わき芽は大きくならないうちに摘み取る。わき芽が大きくなると、わき芽に養分がまわっていくので、主枝の伸びが悪くなる。また、小さいうちに摘み取ることで傷口が小さく切り口からの雑菌の侵入を少しでも抑えることになる。わき芽とりは晴れた日に手で摘み取る。雨の日にすると、切り口から雑菌が入りやすくなる。

1本仕立て(中・大玉トマト)

 主枝のみを伸ばす。伸びてくるわき芽をすべてかき取っていく。

2本仕立て(ミニトマト)

 主枝と第1花房のすぐ下のわき芽(側枝)を1本伸ばして2本仕立てにする。主枝や側枝に出てくるわき芽はすべてかき取っていく。


摘果・摘芯

 中・大玉トマトは1花房に実4~5個を残す。一番花は乱形果になりやすく、先端の花は小さい実にしかならないので、それらを摘果し、1花房に実が4~5個できるようにする。ミニトマトは摘果しないで、すべて実にする。

 主枝が支柱の先端まで届いた頃、最上部の花房の上2葉を残して、主枝の芯を摘みとる。果房は五段くらいまでの収穫が多いが、七~八段くらいまで収穫可能です。

収穫

 真っ赤に熟した実から、かさみで切って収穫する。


栽培暦


2月中旬  フレーム内の電熱温床で浅箱に種をまく。

2月下旬

3月上旬  間引き・鉢あげ

3月中旬  鉢上げ

3月下旬

4月上旬  

4月中旬  土づくり

4月下旬  苗の外気ならし・マルチング

5月上旬  植付け

5月中旬  わき芽かき、ミニトマトは2本仕立て、中・大玉トマトは1本仕立て・支柱

5月下旬  追肥、わき芽かき取り

6月上旬  摘果

6月中旬  追肥

6月下旬  摘果

7月上旬  追肥、摘芯、収穫

7月中旬  収穫

7月下旬  収穫

8月上旬  収穫

8月中旬  収穫